遊んで学ぶ

2018.06.19 Stand for Children Day-0519

スタンド・フォー・チルドレン・デーは、家族のイベントです。子ども達は遊び、保護者の方々は学びます。

文:ウェンディ・ローズ・グールド* 写真:クリントン・ルイス

何があれば理想的な日になるかと子どもに尋ねると、フラフープ、ミニチュア列車への乗車、おいしい食べ物、フェイス・ペインティングが答えの上位を占めるでしょう。ケンタッキー州ボーリング・グリーンで毎年開催され、ウォーレン郡にとってなくてはならないこのスタンド・フォー・チルドレン・デーという行事には、すべてそろっています。

ボーリング・グリーン・キワニスクラブは、このイベントの共同スポンサーで、企業及び様々な組織合わせて50以上、およそ1,300人の参加者を魅了しています。1997年に始まったこのイベントは、コミュニティ内の子ども達を楽しませるのが目的ですが、同時にこの地域で利用可能なリソースのことを保護者に知ってもらうことも目的の1つです。

「このイベントは、出先機関、地元組織や企業が一緒になり、自分達のコミュニティの子ども達に対して、彼ら・彼女らのことを考えているということを示します。」と言うのは、2017年~2018年キワニスクラブ会長のリサ・ライス。「参加する組織はブースを構え、大人が時間を作って子ども達に楽しいアクティビティを提供します。子ども達への奉仕を行う出先機関や組織にとっても、保護者の方々にどのようなサービスが利用できるのかを知ってもらえる機会でもあります。」

2018.06.19 Stand for Children Day-0721

今年で言えば、ボーリング・グリーン人権委員会はぬりえを用意し、住居に関する差別的扱いについての情報を提供しました。バーレン川地区保健所やケンタッキアナ・ガールスカウトのような多くの組織も、働きかけました。

「これは私達の資金調達活動ではありません。しかし、私達にとっても重要なのです。その理由が2つあります。」と、ライスは説明します。「1つ目は、コミュニティの教育のための資金を調達することに役立っています。放課後のプログラムに参加する何千人もの子ども達のために使われます。ウォーレン郡の子ども達を支援するために私達が見出した1つ方法です。このイベントが私達の多くにとって重要なもう1つの理由は、元キワニアンで私達のクラブ会長であったアン・グラブスが始めて、守ってきたからという事です。」

グラブスは数年前に亡くなりました。しかし、彼女のおかげでこのイベントがキワニアンであることはどういうことなのかを象徴していると、全会員の想いは一致しています。彼女のような人やスタンド・フォー・チルドレン・デーのようなイベントにより、ボーリング・グリーンのキワニアン達は、子ども達がどれほど重要なのか、子ども達を支援することがどれほど報われる行為であるのかを再認識することができます。(敬称略)