問題を特定し、最良な解決策を導き出せるとしたら、どうでしょうか。
世の中には援助や支援に関するイベントの見出しが溢れています。自然災害。飢餓。ホームレス問題。病気。このリストは途切れることはありません。
しかし、良いニュースもあります。それは、私達にできることがあるという事です。どんなに小さな一歩だとしても、正しい方向に進み私達の住む世界をより幸せに、より安全に、より健全にすることができます。
まず、何がどうなれば良いのかを特定することです。それから、取り掛かります。
難しく聞こえるかもしれません。しかし、難しくすることはありません。奉仕活動1つ1つがより良い世界に繋がります。
掲載されている写真は世界のキワニス会員が奉仕している姿です。様々な奉仕があります。人生を変えるような医療の提供であったり、教育や災害救助であったり、コミュニティでの資金調達活動や垣根を超えて多種多様な人を集めて楽しむことができる文化的イベントなどです。他者を助けることは家を建てたり、肝臓を寄付したりすることだけではありません。もちろん、素晴らしいことです。他者を助けるということは、一生忘れることができない温かい思い出を作ってあげることでもあります。
このメッセージで何かしら世界を変えるインスピレーションが湧いてくれば幸いです。
自身に問いかけてください。「もし何かできることがあれば?」と。
世の中のお母さんと赤ちゃんが健康を保てる手助けができることができるとしたら、どうしますか。
数えきれない程の人数のキワニス会員がエリミネイト・プロジェクトでの活動を通して、お母さんと赤ちゃんの手助けをしてきました。このプロジェクトは国際キワニスとユニセフが手を組み、妊産婦・新生児破傷風の撲滅を目的としています。この致死率の高い病気は毎年、3万人の赤ちゃんと多くの女性の命を奪っています。お母さんになる女性がワクチンを摂取することで、出産時に子ども達を守ることができます。もし、お母さんが予防接種を受けるための資金を調達することによって赤ちゃんを助けることができたら、どうしますか。これらの写真に写っている女性と子ども達は安全です。キワニスとエリミネイト・プロジェクトが実際に役に立っています。


障害を持つ人達を助けることができるとしたら、どうしますか。
簡単な行動で世界がポジティブに変化し、人々の生活、特に障害を持つ人達の生活にポジティブなチャンスをもたらすことができます。私達が当然と思ってやっていることを、夢でもいいからやりたいと思っている人達が大勢います。例えば、自転車に乗ること。釣りに行くこと。スキーをすること。人とコミュニケーションをとること。資金を集めロボットを自閉症の子ども達のいる教室に寄付したり、人生を変えるような思い出を誰かのために作ってあげたり、どんなに小さいことであろうとあなたの行動が、どこかで誰かの世界に変化をもたらしています。あなたが支援している人達が感じている幸せは、一目瞭然です。あなたが感る幸せは、胸いっぱいに広がります。



戦争や社会的混乱で苦しんでいる人達を助けることができたら、どうしますか。
ウクライナでは、子ども達がロシアとの紛争の第一線で戦っています。そんな中でも、キエフのキワニアンはその場に足を運び、イースターエッグ探しを行い、幸せと楽しみを子ども達に与え、少しでも子ども達に「日常」を感じてもらおうとしました。ドイツでは、故郷のシリアやアフガニスタンでの紛争の話を難民の方々がしている傍ら、キワニアンはドイツ語のレッスンや家探し、教育、仕事探しなど、彼らのニーズを満たそうと努力していました。オンタリオ州(カナダ)では、4年間難民キャンプで過ごしたシリアから7人家族が到着しました。キワニスは、他の組織と連携し、この家族の家探しを手伝い、家族に必要なものの調達に尽力しました。ウィスコンシン州(アメリカ)では、キワニアンが新しく近所に引っ越してきた人達の支援に貢献しています。新しいご近所さんの出身地やこれからどこに行くかは関係ありません。


自身をどうにかしようと努力している人達の手助けができるとしたら、どうしますか。
大きすぎるプロジェクトや夢はないと思っている人もいます。必要な人に服を上げるのは素晴らしいことです。しかし、自分達の服の作り方を教えてあげることができれば、どうしますか。ホームレスの方に食事を与えるのは素晴らしいことですが、それだけではなく、シャワーを浴びれる場所や治療を受けたり、資金援助を受けたり、法律に関するアドバイスを受けたり、職探しの援助を受けたりできる場所を提供しました。小さな援助の全てが助けになります。時として、その少しの小さな援助が人の人生を変えるきっかけになるかもしれないのです。バヌアツという南太平洋にある小さい島々からなる国では、女性達がニュージーランドのキワニアンが主催するプロジェクトを通して、裁縫を学んでいます。この新しく学んだ技術を使って女性達は自立をし、衣類や布で作った小物などを販売してお金を稼ぐ機会を得ました。特に島への観光客に販売を行っています。ニューオリンズでは、10以上のクラブのキワニス会員が様々なプロジェクトを行っています。多くのプロジェクトはホームレスの方の生活向上に焦点を当てています。ニュージーランドとニューオリンズのキワニアンにとって、活動の中心は何かを提供して終わりということではありません。活動の焦点は、対象者が自分で自身の生活の向上ができるような術を提供することです。


場所に関係なく、子ども達を助けることができるとしたら、どうしますか。
どこにいようが、子ども達は幸せになり、健康に過ごし、安全に生活し、愛される権利があります。そして、学習する権利もあります。多くのキワニスクラブが、子ども達がいる場所に出向き、新しいことを教えることを使命にしています。そこで、子ども達を元気づけて、もっと色々と経験したい、興味を持ちたい、遊びたいと思うように促します。アドバイスをして、奉仕活動とリーダーシップの価値を教えてあげます。プロジェクトの中には、農場に行き動物について学べるものもあります。コインランドリーで子ども達を支援するプロジェクトもあります。このプログラムは、洗濯が終わるまで、子ども達が本を読んで時間を過ごせるというプログラムです。そして、キワニス会員には、散髪屋さんのような思いもよらない場所で人生相談をしたりする人もいます。



子ども達に新しいことを教える支援ができるとしたら、どうしますか。
私達には何かしら与えることができます。私達には何かしら共有できる話があり、誰かに何かしらの影響を与えることができます。これまでに得た知識を共有する力があります。そして、多くの人達が奉仕クラブを通して以上のようなことを行っています。過去100年間、キワニス会員は自分の時間を割き、才能を使って子ども達の学習を手伝ってきました。そして、自分達で子ども達を教えることができないのであれば、教えることができる専門家を呼べるようなプロジェクトを立ち上げてきました。数え切れないキワニス・プログラムが、子ども達に科学、文化や教育の価値を教えてきました。ジャマイカの教室を勉強ができる状態にしたり、カナダでは音楽で優秀な子どもを表彰したり、日本では相撲文化を紹介したり、アメリカでは子どもの入院患者や新しい入院患者に魚釣りのイベントを提供したり、キワニスは子ども達を教育しています。




今の若者を明日のリーダーに育てる手助けができるとしたら、どうしますか。
子ども達が成長し、成功する手助けする以上のことがあるでしょうか。それ以上のことがあると思うキワニス会員はいないでしょう。キワニスのプログラムで膨大な時間を若者のために費やすのが何よりの証拠です。キワニアンの後援クラブは、Kキッズ、ビルダーズ・クラブ、サークルK、そして、キー・クラブとありますが、どれも奉仕活動を通して子ども達にリーダーシップを取る機会を与えています。多くの人がキワニス・ユース・プログラムに時間を費やしたおかげで今今の自分があると思っているし、参加していなければ、与えられていない機会もたくさんあります。また、参加していなければ、閉ざされていたドアも開くことはなかったと考えています。ハロルド・エケ(下)は、キー・クラブのメンバーでした。彼はアメリカにある8つの全てのアイビーリーグに受け入れられるという素晴らしい成績を収めました。それは、強力なサポート・システムのおかげだと思っています。「自分のコミュニティの中で、変化をもたらし、自分の中でも変化を起こしたと言えるようになりたいです。そして、キー・クラブがそういう気持ちにさせてくれたと思っています。」と、彼は言います。「自分のコミュニティで何かおかしいことを目にしたら、それを変える力がみんなにあります。」



子ども達が安全に遊べて成長できる場所を提供することができるとしたら、どうしますか。
[子どもには仕事があります。それは、遊ぶことです。私達大人の仕事は、子ども達に安全を確保してあげ、子ども達が大切な仕事を成し遂げる場所を確実に提供することです。キワニスクラブにはぴったりなプロジェクトがあります。キワニスが作り上げた遊び場があります。例えば、家族マラソンやフェスティバル、カリフォルニア州で雪上そり遊び(キワニアンが雪を用意しました!)、そして、精神の成長と新しい友達を作るためのチェス・クラスなどがあります。公園の滑り台の先に立って、両手を上げ、子どもに勇気を出して滑ってごらんと声をかけたとしましょう。そして、実際に子どもあなたのもとに滑ってくるとしたら? その笑顔は何物にも代えられない宝物です。





必要とされている時に、手助けができるとしたら、どうしますか。
良いことは心から生まれます。特につらい時には。他人が傷ついたり、困っていたり、災害に見舞われたりしている時に、手を差し伸べるのは本能です。竜巻がインディアナ州ヘンリービルを襲った時、キワニスが立ち上がりました。アメリカ中西部が洪水で水浸しになった時、キワニスはそこにいました。しかし、キワニアンが行動に移すのは災害の直後だけではありません。キワニアンは、必要とされればすぐに駆け付ける準備ができています。


自分の住むコミュニティを有名にできるとしたら、どうしますか。
あなたは毎年、コミュニティのフェスティバルに参加してきました。乗り物に乗ったり、綿菓子を食べたり、牛を見に行ったりしました。しかし、このフェスティバルにもっと大きな成功をもたらすために、組織委員会に参加することができたら、どうしますか。世界中の素晴らしいイベントの舞台裏に、何千ものキワニスクラブがかかわっていることがあります。そのことをあなたは知らないかもしれません。スイスで開催されるかっこいいジャズ・フェスティバルやルイジアナ州の唐辛子フェスティバルもキワニスが関係しています。テキサス州では文化的フィエスタを開催し、ペンシルベニア州では、おいしいチョコレート・フェスティバルを開催しています。これ以外にもまだあります。あなたも楽しいイベント作りに参加することができます。







世界にポジティブな影響を与えることができるとしたら、どうしますか。
みんな時には手助けが必要です。ほとんどのキワニスクラブが地元で奉仕活動をしますが、遠くの人々を手助けする機会もあります。モンタナのキワニス会員は、13,500キロ離れたウガンダの学校と児童養護施設のために資金を調達しています。ワシントンのキワニス会員は、ホンジュラスの高地でコミュニティー健康プロジェクトを立ち上げました。また、国際キワニスの子ども達のための世界キャンペーンでは、ヨード欠乏症を撲滅しています。予防可能である精神障害で、ヨウ素添加塩で予防できます。キワニスは、世界の家族が健康になるお手伝いをしているのです。


