キワニスクラブをけん引している皆さんと同じ経験をした国際キワニスの役員達が、今回、リーダーシップに関する本を皆さんとシェアします。
国際キワニス会長であるポリー・ラットは、ジム・コリンズの「Good to Great(ビジョナリー・カンパニー)」のフアンで、その本にはキワニスのリーダー達が参考にできることが多くあると考えています。ポリーや他の国際キワニスのリーダー達に、クラブ役員に役立つであろう推薦図書を尋ねました。推薦図書は以下の通りです。

「著者であるジム・コリンズが『Good to Great(邦題:ビジョナリーカンパニー)』で書いている原則は非常にシンプルでキワニスに簡単に応用できます。」各会員の長所を認識した上で、役割分担をする必要があります。そうすることでクラブや地区内で、適材適所の人材配置を実現することができます。」— 国際キワニス会長 ポリー・ラット

「ヤン・カールソン著の『Moments of Truth(邦題:真実の瞬間)』は、相当な損失をしていたスカンジナビア航空の動態を、カスタマーサービスに焦点を当てることで変化させ、多大な利益を生んだことについて書いています。この本から私が学んだ主なことは、カスタマーサービスは顧客ロイヤリティの中心にあるということと、顧客の認識は強い感情であるということです。クラブリーダーとして、私達は会員に対して私達のお客様として接する必要があり、彼らの顧客ロイヤリティを維持し、長期的に会員として活動してもらいたいと考えています。」— キワニスアジア太平洋議長 ピーター・ザンダー
「『Does IT Matter — Information Technology and the Corrosion of Competitive Advantage(邦題:ITにお金を使うのは、もうおやめなさい)』は、企業が情報技術への依存により、ITが利益の源からビジネスに不可欠なものになり、経費を費やすものにどのように変わったかを描写しています。正しく理解することで、どんなビジネスにでも大変役に立ちます。しかし、間違って理解すると、あっという間にお客様と顧客ロイヤリティを失います。著者のニコラス・G・カーの本は、インターネットの世界と個人情報の保護との関連が強いのですが、私達のクラブや会員にも関係しています。その理由は、私達は私達の会員のプライバシーと個人情報を保護する必要があるからです。」— ピーター・ザンダー
スティーブン・R・コヴィー著の『Seven Habits of Highly Effective People(邦題:7つの習慣)』は、自己管理、リーダーシップおよび成功についての自己啓発本です。著者の信念を元に書かれており、私達の世界観は私達の認識が元になっていると、著者は言います。現状を変えるためには、自分自身を変えなければいけない。自分自身を変えるためには、私達の認識を変えなければいけません!「私達の問題のとらえ方が、問題である。」と、著者は書いています。パラダイムシフトをする必要があります。根本的に自身を変えるために。ただ単に態度や行動を表面上調整するようなことではありません。本当の変化を起こすためには。— 国際キワニス・ヨーロッパ・フェデレーション会長オスカー・グヨンソン

「The Servant as Leader(邦題:サーバントリーダーシップ)」は、リーダーシップについての社会通念に挑んでいる本です。著者のロバート・K・グリーンリーフは、近代サーバントリーダーシップの父として広く知られています。その哲学の核となるのは、奉仕はリーダーシップの特徴的な性質であるべきだという考え方です。奉仕者とリーダーという2つの役割を1人の人間が担うことができる。すなわち奉仕リーダーという、奉仕が先に来るリーダーになることができると、著者は強く信じています。それは、人が奉仕したいというごく自然な気持ちから始まります。まず、奉仕です。まず、リーダーがあるという考えとは、全く異なります。— オスカー・グヨンソン
「ウォートン校のジョナ・バーガー著の『Contagious(邦題:なぜ「あれ」は流行るのか?)』は、流行るものと流行らないものがある理由を約6つの原則とそれぞれに例を挙げて説明しています。」— 国際キワニス専務理事スタン・ソーダストロム
「ケビン・メイニー著の『トレードオフ』は、ヒット商品やサービスでは、手軽さ(低価格)または上質さ(最良のもの)のどちらかは手に入れられるが、両方は不可能である、と説明しています。」— スタン・ソーダストロム
「リー・コッカレルの書く本は、『Creating Magic: 10 Common Sense Leadership Strategies from a Life at Disney(邦題:感動をつくるディズニーで最高のリーダーが育つ10の法則世界最高のマネジメント教育機関:ディズニー・インスティチュートが教える基本原理)』などありますが、Walt Disney Resort®のオペレーション担当上級副社長であった経験に基づいています。」— スタン・ソーダストロム(敬称略)