活動写真

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自然をテーマにした映画祭を2つの史跡でベルギーの村が行います。

文:ケーシー・ジャクソン| 写真:フィエン・デ・フェイター

ベルギーの東フランドルのフレミッシュ・アルデンヌのゆるやかな丘陵地帯の中心で、キワニアン達は数百人のゲストを迎えるための最終準備で忙しくしています。3日間開催される特別な映画イベントを成功させようとボランティアが1年以上用意をしてきたものが形になってきています。

ブリックフェルドは、映画に対する熱意とこの地域の自然への想いにより生まれました、と言うのはウニヴァースス・オウデナーデ・キワニスクラブの会員でイベント委員長であるハンズ・トゥキット。映画は「人と自然が独特な場所で交わる」というテーマで選ばれています。

「ブリックフェルドでは、老若男女全ての人のために大小の古典が8つ用意されています。」と、トゥキットは言います。「内容は、過去と現在、友情と愛情、出会いと別れについてです。この独特な地形から生まれる性質が映画にはあります。例えば、うねるような感情、愛おしくなったり、危険になったり、弱々しいのに圧倒的であったりというような性質です。

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上映には2か所選ばれました。1つは、マーカという文化イベントで使うスペースでマールケ地区の聖エリギウス教会だったところです。もう1つは、12世紀に建てられた聖ヴィンセント・チャペルです。2つの場所は歩いて10分ほどで行き来できます。

「ブリックフェルドに取り掛かった時、私達のいる地域の人々を新しく今までとは違ったもので驚かせたかったのです。」と、トゥキットは言います。「ウニヴァースス・キワニスには、人を驚かすような新しいアイデアやプロジェクトを考える伝統があります。過去、私達は自分達で600本のリモンチェッロを作り、古い工場でパーティーをしました。私達の住む地域には映画館が近くにありませんので、映画祭を思いつきました。ただの映画祭ではなく、選出した映画を彩ることができる美しい歴史のある場所での映画祭です。」

このイベントでは、アフターパーティーが2回行われ、日曜日のブランチも開催されました。様々な年齢の方が700人以上参加してくれて、成功を納めました。このイベントからの収益金により、子どもに焦点を当てた地元、国内そして国際的な社会プロジェクトをサポートしています。これには、エリミネイト・プロジェクトやハッピー・チャイルドというシリアの難民問題に関連するヨーロッパのプロジェクトなどが含まれています。

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しかし、このプロジェクトは未来のキワニス・プロジェクトのための資金調達を達成しただけではありませんでした。クラブの結束を強くしてくれました。

「クラブとして共にブリックフェルドに向けて活動したことに誇りを感じます。」と、トゥキットは言います。「互いに尊敬しあい、前向きに活動しました。それが私が本当に誇りを感じているところです。友情は私達がキワニスの中で共有する価値の1つです。私達はブリックフェルドの前から友達でしたが、友情はより強くなりました。」(敬称略)